一本下駄は数多く存在しますが、五本指として指が分かれる一本下駄は体に与える効果が一段と違ってきます。
使用いただいている方からたくさんの好評のメッセージをいただいています。
1,足指の効果
指は本来足の側面に対して真っ直ぐに伸びていなければなりません。靴などの影響で親指が外反母趾になっていたり、小指側がヒールなどの影響で内側に入り込んでいたりします。そうするとバランスが崩れて膝の痛みや股関節から腰の痛みが起こることがあります。下駄を履くと指が広がりまして指からの安定性が増すようになります。
2,重心位置
歳を重ねると踵重心になります。その為腰が前に曲がり始め姿勢が悪くなっていくのを、つま先重心で下駄を履くと自然と理想のポジションになります。その事で姿勢を無理なく良くしていきます。
3,体幹
体の中心部にあり表面の筋肉ではなく深層部の体の姿勢を維持する筋肉があります。下駄を履くとその筋肉群に刺激を与えることができます。その筋肉群は意識をしても説明をしてもどのように力を入れればよいのかわかりません。その筋肉群に自然と力が入るようになることでリラックス状態で良い姿勢が保つことができます。
4,足関節の可動域
足首の関節は歩行する上でとても重要です。固くなってくると転倒などのリスクが高まりますので、足関節の強化と柔軟性を高めます。
1,筋肉への効果
筋肉は使わないと、次第に出力を出すことを忘れて退化していきます。
普段のトレーニングは、どの部位に効くのか意識をすることでそのトレーニングの効果がアップしてより筋肉が強化されますが、トレーニングでツールを使用すると、体に与える影響が意識するとしないと関係なく部分的に強化することができます。
2,神経系への効果
バランス感覚はそれぞれの筋肉の出力を調整することでちょうどよい位置を保つ事が出来ます。その信号を出すためにも不安定な状況を作ることで感覚からそれぞれの筋肉への出力信号を無意識でできるまで繰り返すことが大切です。
できる出来ないは経験しているか経験していないかの違いと考えています。体の機能を上げるには多くの経験を体に覚えこませることで完成していきます。
3,連動性の効果
体の動きは多くの機能が総合的に働いて成り立っています。部分的なトレーニングも大切ですが、鍛えた筋肉が使えるようにするには動きの中で使うことが大切です。走る、歩くにも良い姿勢を維持しながらそれぞれの筋肉の連動性が大切になります。動きながらそのポジションを維持して体を動かすことでより効果的に体の姿勢を良い状態へ導く事が出来ます。
4,柔軟性の効果
柔軟性を高めるには、それぞれの筋肉を最大限に伸ばしていかない限り柔らかくなりません。
足の関節は年齢とともにべた足での設置で機能しなくなってきます。スムーズに動くためにも柔軟性を保つことが大切です。
5,足指への効果
足指が広がらないで閉じてしまっては、体の機能が最大限に発揮できません。また、それによって膝関節や股関節などにバランスが崩れて痛みの出る恐れもあります。親指から小指まで広げて動かすことで普段から指が広がる状態を維持できます。
身体の姿勢について
姿勢は生活習慣、仕事の態勢、痛みによって日々の積み重ねで出来上がってきます。
姿勢が悪いからと言って一生懸命力を入れればその力を入れている筋肉が疲労してきてやがて違和感が増すばかりの状態になってきます。
本来姿勢とは自然に立った状態で理想の形に近づくことが一番良いと考えます。
右側の写真は長年の痛みから逃げるようにしていたため、体が痛みから逃げるように歪んでしまって、筋力も大分減少している方ですが、調整を30分ほど行った後に立ってみると、それぞれの部位に改善が見られます。固い部分を開放することで痛みが軽減して自然と姿勢が良い方向へ向いたことを証明します。
良い姿勢に近づいた状態で体を動かす(運動する)ことでより良い状態の筋肉が出来上がってきます。
これを繰り返すことで、悪い姿勢に戻らないように自分自身の筋肉が完成していきます。
その筋肉へのアプローチとしてこの一本下駄はとても効果的な刺激を体に与えることができます。
五本指一本下駄はGETALSさんの五本指のサンダルを生かして検討を重ねながら完成しました。五本指下駄はGETALSさんの意匠登録です。
普段の生活では指を意識することが無くいつの間にか浮指になり踵重心になってきます。
この五本指1本下駄を履くことで指が自然に動くようになり五本指が使えるようになり、そのことで体の支持能力がアップしてスポーツのパフォーマンスも上がります。また、お尻の筋肉やお腹の深層筋肉にアプローチして体の軸がしっかりとして姿勢が良くなります。
特にランニングやウォーキング時の姿勢から地面の設置ポジションが自然に身につくため運動することが楽しくなります。
スポーツマンからお子様、大人からお年寄りまですべての方のパフォーマンス向上にお役に立てることを願っています。
五本指一本下駄を使用して運動を開始する前に、体のバランス能力のテストを行います。
最初の状態から五本指1本下駄を履いて運動を行った後にもう一度バランス能力のテストを行ったときにどの位の変化が起こるのか実感をしてみてください。
五本足指の感覚と支持能力の感覚を感じてみることで、この五本指1本下駄を使用することが体に与える影響をご自身の身体で感じてください。
運動は一度にたくさん行うと疲労が残り、体に悪影響を与えてしまいます。それぞれの体力に合わせて徐々に運動量を増やすようにしてください。
五本指一本下駄を1分間はいて足踏みをしたときに前後で計測。
計測アプリは姿勢カルテを使用。
点数が10点以上アップする。
五本指一本下駄を履いて、トレーニング種目を4つ行う。履く前後で姿勢を計測。
Sprotipアプリを使用。
それぞれの角度が正常に近づいている。
中学生のサッカー選手
すでに下駄のトレーニングを自宅で行っているなかで
スプリントのトレーニング中に下駄を履く前と後の姿勢の変化を
動画にしてみました。
身体の状態をご覧ください。
走るとは地面から身体に前進するエネルギーを効果的に伝えることがポイントです。
開発にあたり、多くの方から学ばせていただき、ご協力を頂きました。
小牧市まで行きまして後歯の下駄でのトレーニングを教えていただきました、「五体治療院」小山田良治先生、競輪選手で競輪グランプリチャンピオンの方などスポーツ選手が多くいかれている治療院です。それから、テレビでゆびのば体操をみてお話を伺いに福岡まで行きまして、みらいクリニックの今井一彰院長先生から足指について教えていただきました。世界中から治療に来られているクリニックです。
また、2018年 平昌オリンピックスピードスケート出場. 髙木 美帆選手(日本体育大学在籍中) の練習風景がテレビに一本下駄のトレーニングを見ました。
多くの方から学ぶことができました。
そして、この下駄の開発へ。
五本指の鼻緒が制作できそうな下駄屋に問合せしたり、インターネットで調べていると、嵯峨野やさんを見つけてすぐに問い合わせをしました。
代表の大森さんと相談してこちらの意向を可能な限り聞いていただきまして今の五本指一本下駄が完成しました。
五本指一本下駄の使用方法についてお願いです。
トレーニングツールの一つとして皆さんに安全に怪我や体を痛めることの無いように使用していただくために使用方法を説明いたします。
身体は人それぞれ違いがあります。
トレーニングを効果的に進めるために、普段の運動量や生活環境で自分の能力を超える運動をしてしまうと、次につながる運動効果ができなくなります。ただ、アスリートや普段から限界に挑戦している方は別です。
必ず、休みながら日々積み上げて行ってください。